【大野農園よもやまバナシ】第25話「私の梅仕事…その後」
大野農園スタッフのチコです!
先日の日曜販売も、ご来店ありがとうございました。
今季の梅の最終販売日。臨時営業、しかも完熟梅のみということで、お客さまは少なかったのですが、梅仕事の話に花が咲いて、楽しい販売日となりました。
次回の庭先販売は、8月中旬から。キウィに次ぐ大野農園の看板商品、皆さまお待ちかねのブドウです。楽しみにしていてくださいね!
さてさて…毎週水曜日更新のコラム「大野農園よもやまバナシ」。今週こそはブドウのお手入れのお話を、と思いましたが、このところ想定外に我が家の冷蔵庫内を賑わしている、自作・他作の美味しい「梅仕事」を、ご紹介させていただこうと思います。
……
今季大豊作だった大野農園の梅。
普段、食の手仕事に疎い私でも、その食欲をそそる色ツヤと香りに誘われ、梅シロップを作ってみるほど、梅三昧な令和元年でした。
という、チコお手製の梅シロップ。以前のよもやまバナシでご紹介しましたが、割れたり傷のついた梅を使って、お砂糖少なめ(通常、梅と同量のところを、70パーセントにしました…と言いますか、なってしまいました…汗)で仕込んだものです。
あれから2週間。さて、どうなったのかと言いますと…
じゃん!ご覧ください〜!
きび砂糖使用のため、美しい飴色のシロップに。懸念していた発酵も濁りも出ず、上手にできました。味わいは、糖度低めにつき、さっぱりとして、とっても美味しい。
ということで梅シロップ、傷ついた梅でも無事にできました。コツは、ビンをしっかり消毒し、一日数回、こまめに揺すって混ぜることかと思います。
先日の父の日には、社長に、このシロップを炭酸で割ったジュースを飲んでもらったところ、とても喜んでくれました。ちょっとした親孝行気分…。
砂糖が溶けきったところで、梅を取り出し、シロップを沸かして、ビンに戻しました。
と、終わってから、酸が強い梅シロップは、ステンレス製のお鍋を避けた方が良かったことに気づき…汗。
特に異常も出なかったので良かったとは言え、やっぱり、料理に関しては、かなり雑なわたくしです…。
取り出した梅は、煮直してコンポートにすることもできるそうですが、ズボラな私はそのまま。甘酸っぱいカリカリ梅、これもとっても美味しい!
さらに…
先日追加で、今度はてんさい糖(北海道産の砂糖大根由来)を使って、シロップを仕込んでみました。
こちらも傷梅です。洗って水気をふき、傷部分を除いて冷凍しておいた青梅を使いました。そして今回は失敗ではなく(笑)、最初から狙っての低糖度、70パーセントです。
さて、お砂糖の種類を変えた、冷凍傷梅バージョン。2週間後の仕上がりはいかに…。
先日、「明日、販売日です」の予告と共にチラリとご紹介した、相方kamekiti作の小梅のコンポート。そのまま食べても、水や炭酸で割っても、ヨーグルトに混ぜても美味しいです。
実は、大野農園には小梅もあります。あまり需要がないので、あえて宣伝をしていませんが、お声がけくだされば、ご用意できます。
こちらは、お料理好きなkamekitiの実父作のジャム。落ちた梅で作ってくれましたが、こちらも美味。味に厳しいご本人によれば「失敗作」だそうですが、いえいえ、全く失敗ではありません!
そしてそして、こちらの青梅ジャムは、大野農園の古株さまでお得意さまの、Nさん作のジャム。ほんとうに長年に渡り当農園をごひいきにしてくださっているお客さまで、梅が販売できる年には、10キロ以上の青梅をお買い上げくださり、ジャムをお作りになります。そして、おすそ分け…と言えないほどたっぷりのジャムをプレゼントしてくださいます。
今年も安定の美味しさ!きりりと甘酸っぱいこちらのジャム、パンに塗っても良し、水や炭酸で割っても良しですが、私は牛乳で割るのが大好きです。酸でとろみがつき、ヨーグルト風ドリンクになります。
…ということで、我が家の冷蔵庫を賑わしてくれている梅仕事の数々をご紹介いたしました。
おかげさまで、毎日の食事を楽しくしてくれています。
ほんとうに時々ですが…こうした季節の手仕事をすると、思っていたより簡単だということがわかります。せっかく、農家に生まれたのですから、「案ずるより生むが易し」精神で、今後も進んで、手仕事にチャレンジしてみようかなぁと思います(…ほんとかいな?)。
この度も「よもやまバナシ」、お読みくださいまして、誠にありがとうございました!
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