【大野農園よもやまバナシ】第28話「準備が決めて!大野農園のブドウ販売」
大野農園スタッフのチコです!
先日のブドウの日曜販売も、ご来店ありがとうございました。
早々に売り切れてしまった先週の反省から、今回は販売量を増やしてお待ちしておりましたが、結局、お昼前には完売してしまいました…。
その後ご来店いただいたお客さまには、傷や割れのある「自家用」で対応させていただいたのですが、それもほぼ完売してしまうという、こちらもびっくりの盛況ぶりでした。
サイトやインスタで宣伝している効果なのでしょうか?
アナログながら今だに効果抜群の「口コミ」で広がっているということも、あるのでしょうか…。
兎にも角にも、ほんとうに、ありがとうございました!
さて、毎週水曜日更新のコラム「大野農園よもやまバナシ」。今回は、日曜販売でブドウが店頭に並ぶまでの「準備が決めて!大野農園のブドウ販売」というお話です。
……
「うちの果物」や、販売スケジュールでもご紹介しておりますように、大野農園のブドウは、農薬の使用を控えているため、きれいな房の状態にならないものが多数出てきます。
割合で言うと、収穫したもののうち8割は、部分的に傷んだり虫が入ったりしているので、きれいな実だけをハサミで一粒ずつ切り分け、ビニール袋に詰めてお売りしています。
つまり、きれいな房は、10房中2房しかとれないということでして…収穫後、袋を開けて、きれいな房だとわかった時の喜びは、ひとしおなのです。
…
日曜販売の前日、傷みの入った房から、きれいな実を選り分ける作業に、家族で取り掛かるというのが、この時季の大野農園の風物詩。
昼下がりから夕方暗くなるまで、収穫したブドウの袋を開き、状態を確認しながら、ひたすらチョキチョキとハサミを動かします。単純で地味ながら、根気のいる作業…。
そんな仕事のお供は、音楽だったりラジオだったり。加えて、家族での他愛無いおしゃべりです。
kamekitiも、お気に入りのツナギを着て頑張っています。この日かけていたBGMはノリの良いラテンミュージック。風貌にハマりすぎ…。
そして、作り手の特権、おやつにブドウをつまみながら…
「今年も美味しいね」
「うん、ぷりぷりの歯ごたえ!」
「見て!この大きな粒!」
立派な房が出てくると、その度に「いいね」コール。
…とは言え、終始和気あいあいともいかず、作業終盤には、肩も手も腰も疲れるので、無言になってしまうのですが(笑)、これも、私にとっては家族団らんの一つのカタチだったりします。
そうやって厳選されたブドウの粒たちを、もう一度確認しながらビニール袋に入れて、店頭に並べます。
中には、チェックを逃れ、ひびの入った「自家用」粒が混ざってしまうこともあるのですが、美味しさに変わりはありませんので、なにとぞお許しください…。
栽培はもちろんのこと、販売の準備にもたっぷり時間と手間をかけたブドウたちが旅立ち、皆さまに喜んでいただけているのを見ると、生産者冥利につきます。
ほんとうに、ありがとうございます。
…ということで、今回は、大野農園のブドウが店頭に並ぶまでのひと手間をご紹介いたしました。
「大野農園よもやまバナシ」、お読みくださいまして、誠にありがとうございました!
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